皆さん、こんにちは。
先日、虫歯を削りました。
40年以上も一緒にいた歯との別れです。
苦しい時も楽しい時も、片時も離れずいたので、いろんなことが思い出されます。
さて、世間では、ある俳優の不倫が話題になってますね。
「不倫は悪いこと」というモラルに反して性欲は強力です。
不倫はなくならないはずなので週刊誌は繁盛でしょう。
恋愛や性について、私もこういう本を書きました。
「恋愛では絶対に幸せになれない」
タイトルの通りです。
恋愛や結婚では絶対に幸せになれません。
「人による」とかではなく絶対になれないのです。
恋愛は人生において重要ではなく、たとえ「性」がなくなり恋愛がなくなってもまったく問題ありません。
世間では「恋愛は重要」というメッセージで溢れてますが、それに反する主張ですね。
一方、手段としての価値はあるので、その価値を最大限引き出す方法についても書いたつもりです。
ただ、人間には、仏教用語でいうところの「煩悩」があるので、現実には難しいですね。
いろんな人を見てきましたが、活かすどころか「悪縁」だったのではないかと思うことが多いですね。
また、本の副題は「イケメンより自己を求めよう」としてますが、これは阿含経という経にある次の話を参考にしてます。
30人ほどの貴族たちが、それぞれ妻をつれて森に遊びに来ました。
その中で1人だけ未婚の男がおり、彼は妻の代わりに遊女を連れて来ていました。
ところが、森でうつつを抜かして遊んでいるうちに、その遊女が彼らの財物を盗って逃げてしまいました。
それに気づいた貴族たちは、あわてふためいて森の中を探しました。
しばらくして木陰で休んでいる釈迦に出会いました。
「こちらに女が逃げてこなかったでしょうか」
貴族たちが尋ねると、釈迦はこう言い放ちました。
「逃げた女を探すことと、汝自身を探し求めることと、どちらが大事か」
不倫、離婚、失恋etc.性に関するあらゆる出来事を勝縁にして正しい道に目を向けてほしいと思います。