皆さん、こんにちは。
急に暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
「反省しても仕方がない」
こう主張するのは市川一家四人殺害事件の犯人、関光彦。
凶悪犯です。
「普通の人」はクズだと批判するでしょう。
私もそう思います。
しかし、「普通の人」は多くの生き物を殺したりしています。
そういったことを指摘すると、「罪悪感を感じても仕方がない」といった答えが返ってきます。
凶悪犯と似ていますね。
もっと言えば、「普通の人」も凶悪犯とされている人間と大差ありません。
そのことを本の中で詳しく説明しました。
たとえるなら、1億の罪と1億1の罪ぐらいの差でしかないのです。
同じ人間同士なので、つまり距離が近いので「違い」に目が向きやすく、そのため凶悪犯が目立つのです。
また、本の中では次のようなことも書きました。
・罪悪感は努力で強くできる
・罪悪感を強くするために人間は生まれて来た
・罪悪感は絶対に強くしなければならない
罪悪感といっても強弱があります。
罪悪感を感じて苦しんでいる人も多いですが、まだまだ弱い罪悪感であると言いたいですね。
凶悪犯や「普通の人」に、ただ「罪悪感を感じるべきだ」と言っても通じません。
罪悪感を強くしなければならない理由があるのです。
昔から、罪の意識を感じて仏道に入る人は少なくありません。
稀ですが、凶悪犯から偉大な仏教者と呼ばれるようになった人もいます。
「悪に強きは善にも強し」という言葉もありますが、まさにそういう人です。
こういった例もあるので、凶悪犯のニュースを見て、「悪に強い人間かも」と思う時もあります。
ただのクズがほとんどでしょうが、欠陥のある世間の価値観だけではわからないこともあるのですね。
罪悪感を強くするにはどうしたらいいのか、どこまで強くできるのか、強くするとどうなるのか、そういったことも本で書いているので読んでください。