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「人生は楽しい」とか「無力感を感じない」などと思っている人は思いやりがない人

人の苦しみを自分の苦しみとして受け止め、人の喜びを自分の喜びとして受け止めるのは当然です。世の中を見渡せば苦しんでいる人で溢れています。そういう人たちを救えていないのは事実ですので、この点だけでも無力感を感じるには十分です。自分の子供が苦しめば自分も苦しくなります。自分の子供を守れなかったら無力感を感じます。無力感を感じていないということは、利他心がないということであり恥ずかしいことなのです。「人 […]

仏壇は何でもいいわけではない。金仏壇で豪華であればあるほどいい

仏壇は何でもいいというわけではなく、正しい仏壇と呼べる条件があります。 なぜ仏壇が必要か 仏壇は人間の唯一の救い主である阿弥陀仏を安置する家です。ですので、求道者はもちろん、仏教を尊く思う者であれば仏壇は必要不可欠です。本尊の扱いにはくれぐれも注意し、火事が起きた時でもすぐに持ち出せるようにしておきます。 豪華な金仏壇を選ぶ 豪華であればあるほど良い仏壇となります。「信は荘厳より生ず」といいます。 […]

念仏には2種類ある。念仏を称えるだけでは救われない

念仏とは 南無阿弥陀仏と称えることを念仏といいます。 御礼の言葉 日本語では「ありがとう」、英語では「thank you」と言うように、阿弥陀仏に対する御礼の言葉が念仏です。「馬の耳に念仏」という諺があるぐらい、念仏は有り難いものの代名詞となっていますが、念仏には、「自力の念仏」と「他力の念仏」の2種類あることを知る必要があります。 自力の念仏 死の解決をせずに称える念仏を自力の念仏といいます。・ […]

他力本願の正しい意味。釈迦の先生である阿弥陀仏の力とは?

本願とは 本願は誓願ともいい、約束という意味です。 本願力 本願には力があり、本願力といいます。業に力があり、業力というのと同じです。 阿弥陀仏の本願 阿弥陀仏という仏がいます。サンスクリット語のアミターバ(無量の光明)とアミターユス(無量の寿命)に共通するアミタ(無量)に漢字をあてて阿弥陀になったといわれています。「かの仏の光明、無量にして、十方の国を照らすに、障碍するところなし。このゆえに号し […]

南無阿弥陀仏とは最上の薬。六字の名号を本尊にする

南無阿弥陀仏とは 「なむあみだぶつ」と読み、「南無阿弥陀仏」を六字の名号といいます。 阿弥陀仏とは 阿弥陀仏とは?釈迦の先生でもある阿弥陀仏について説明します 南無とは 「南無」とはサンスクリット語の「ナマス」に漢字をあてたもので、中国語では「帰命」、日本語では「信ずる」という意味です。ですので、南無阿弥陀仏とは、「阿弥陀仏を信ずる」という意味になります。 薬 すべての人間は、無明業障の恐ろしき病 […]

極楽浄土は実在する

極楽浄土とは 仏が現れた地を浄土といいます。特に、無上仏である阿弥陀仏が建立した浄土を極楽浄土といい、無数にある浄土の中で最上の浄土になります。極楽浄土は、書いて字の如く、苦が一切ない、極めて楽な世界です。基本的に、浄土といった場合、阿弥陀仏の極楽浄土を指します。「その国の衆生は、もろもろの苦あることなし、但もろもろの楽を受く。かるがゆえに極楽と名づく」(阿弥陀経)(訳:その国の人々は、一切の苦が […]

勤行

勤行とは 勤行(ごんぎょう)は、「お勤め」ともいい、時間を決めて阿弥陀仏の前で経典(正信偈)を読むことで宿善を積む儀式です。 どんなに忙しくてもやる 勤行は、生活の核となるものです。ですので、どんなに忙しくても勤行だけは欠かさず行うべきです。毎日、少なくとも朝と晩の1回ずつ行いますが、上限回数は決まっておらず、何回しても構いません。回数より中身が重要です。今の勤行の形式は蓮如が定めたものですが、お […]

正信偈(原文・書き下し・現代語訳)

正信偈とは 正信偈は、正信念仏偈の略で、教行信証に書かれています。「偈」とはサンスクリット語でカーダといい、仏教的な詩のことです。正信偈は韻文で節がついていますが、勤行は毎日するものなので続けやすくするためです。 正信偈の原文と書き下し 以下、正信偈の全文です(右は書き下し)。 帰命無量寿如来   無量寿如来に帰命し南無不可思議光   不可思議光に南無したてまつる。法蔵菩薩因位時   法蔵菩薩因位 […]

宗教教団の成功とは何か。1人いれば大成功のワケ

布教していくと人が集まり教団となります。 教団の目的 求道の目的は死の解決ただ1つですので、教団の目的は、死の解決をする人間を生み出すことでなければなりません。・教団の繁盛とは基本的に、正しいか否かに関係なくマーケティングの量を増やせば人は集まります。狂った宗教団体に人が集まる一因はそのためです。しかし、0点が何人集まっても0点にしかなりません。先に説明した通り、教団の優劣は、死の解決をした人がい […]

トルストイと歴史家のナピールに学ぶ約束の重さ

約束の重さについて教えた話も数多くあります。歴史家のナピールが歩いていると、見るからに貧しそうな少女が、陶器の欠片を持って泣いていました。声をかけてわけを聞くと、牛乳を買いに行こうとしたところ、家主から借りたビンを落として割ったのだといいます。さらに事情を聞いてみると、少女は早くに母を亡くし、大病をわずらっている老父の世話を1人でしているといい、強欲な家主に叱られると思い途方に暮れていたのだといい […]