皆さん、こんにちは。
今年も3.11がやってきました。
仙台出身の私もいろいろと思いを巡らせています。
こういった悲劇を「勝縁」とするのが人間として正しい生き方です。
良い未来へ向かう起爆剤とするのですね。
何より重要なのが、「努力の向き」です。
よく言われるように「努力はベクトル」です。
向きを間違えてしまうと、せっかくの努力が無駄になってしまいます。
楽天の創業者である三木谷浩史氏は、阪神大震災をきっかけに起業を決意したそうで、次のように語っています。
「私の地元の神戸で大地震が起こるなんて、まさか思っていませんでした。それで急きょ予定を取りやめて何とか地元に戻ると、友人や親戚が何人か亡くなっていました。こうやって人間は死ぬのかと思いました。そのとき、人生のリスクは何かと考えてみたのです。人間はどうせ死ぬ。挑戦して、死ぬ間際に、俺はやったなと満足するのか、挑戦しないで後悔するのか。最悪、失敗しても、また始めればいいだけだ。タイミングは今しかない、と。」
(一橋ビジネスレビュー2024年SPR)
彼のように、死を起爆剤として奮起する人は多くいます。
しかし、奮起して何をするかというと、結局、世間的な幸福を求めます。
これしか知らないので、このような流れになるのは無理もないのですが、これではせっかくの起爆剤がもったいないです。
人生には「正しい努力の向き」というのが存在するのですが、それについては本を読んでほしいと思います。