こんにちは、オンリーライフです。
世は末法真っ只中という感じですが、いかがお過ごしでしょうか。
先日、一泊40万円のホテルに泊まりました。
さすが高級ホテルです。
いろんな場所にフカフカのクッションがあり、居心地は最高でした。
あまりに心地よかったので、思わず何泊かしてしまいました。
「これはまずい!」と思い、あわててチェックアウトに向かおうとしたところで、何か違和感を感じました。
「これはもしかすると・・・」
ここでようやく夢だったことに気づきました。
そして目が覚め、現実に戻っていきました。
クッションの感触もホテルの値段も覚えてます。
しょうもない体験談ですが、このありふれた一連の夢の流れは求道と似ているところがあります。
現実だと思っていましたが、実際は夢でした。
途中で夢を夢として「自覚」したのです。
現実に戻ってから気づいたのではなく、夢の中で気づいたという点がポイントです。
いわゆる明晰夢です。
同じように、この現実も実際は夢の一種です。
夢研究の先駆者として世界的に知られるスタンフォード大学の神経生理学者スティーヴン・ラバージは、「現実世界は夢であり、完全な目覚めと呼べる世界がある」と言います。
悟りを開くことで、はじめてはっきりと夢だったと自覚することができます。
そのため仏教は自覚教ともいいます。
早く自覚し、夢から覚めないと地獄という大変な結果が待っています。
単なる夢という程度では済まされません。
「激しい苦痛」というのはこの世でも死後でも、人間にとって夢だとは割り切れないのです。
急がねばなりませんね。
夢については、本の中でも少し触れています。
明晰夢の研究等から悟りの解明につながるかもしれませんね。
ちなみに次の4つを世間では区別していますが、根本的な仕組みは同じです。
・現実
・夢
・死後の世界
・悟り
東京大学教授の熊野純彦は、「夢は少しも神秘的なものではない。夢はむしろ、現実の知覚と同じメカニズムによって生まれてくる」と言いましたが、夢だけではないのです。
しかし、夢だとわかって最初に思ったことが、「金を払わずに泊まれてラッキー」でしたので、自分の欲深さを改めて知らされましたね。
さて、今回は「削った文章」の話を少ししたいと思います。
私が書いた本は、100万文字以上(400文字原稿用紙で2500枚以上)になるのですが、実はこれの2倍以上の量を削ってます。
似たような内容の文章をまとめたりしたのです。
動物の能力に関するものや超心理事例、芸能人等の成功事例、精神医学に関するものや浮気事例等、いろんな文章を削りました。
小室哲哉の不倫釈明会見の動画も、何度も繰り返し見て全文を文字に起こしたのですが、結局使いませんでした。
たとえ話もかなり削り、1番的確なものに絞りました。
たとえば第1巻では、因果応報の事例として六本木の鉄パイプ落下事故を取り上げましたが、次のような事例も候補にありました。
・逗子斜面崩落事故
この事故で、歩いていた女子生徒が土砂に埋もれて死亡しました。また、この崩落の1メートルほど後ろを歩いていた男性がいました。男性によると、通勤で駅に向かい、死亡した生徒の1メートルほど後ろを歩いていた時に斜面が崩落したとのことです。
「まず頭の上にパラパラと少量の砂粒が落ちてきて、次の瞬間、大きな塊のように土砂が落ちてきた。(生徒は)すぐに見えなくなった。本当に一瞬のこと」(男性)
・御嶽山噴火
この時、たまたま直前で登るのをやめた人がおり、逆に、たまたま直前で登ることに決めた人もいました。
・調布小型機墜落事故
この事故が起きる少し前に、母親の妹一家が転出し、代わりに母娘が引っ越してきたといいます。
他にもありますが、どれも特筆に値する悲惨な事故ばかりです。
かなり悩みましたが、総合的に考えて六本木の事故を選びました。
このように、たとえ話1つとっても悩んで選んだものばかりですので、ぜひ熟読玩味してほしいと思います