【愛の欠点】人間の愛は無常の愛

人間の愛は続かない愛です。
何でも無常ですが、愛も例外ではありません。どれほど強い愛情でも、弱くなったりなくなったりします。
20年の結婚生活にピリオドを打った女優の島田陽子は、離婚理由を次のように語っています。
「20年という時間は人生の四分の一にあたります。それだけ信頼関係は築かれていると信じていました。でも、この世に変化しないものなど何一つなく、理由を考えても謎という場合もあります。人は変わるのだと、それだけです」
離婚したタレントの田中律子は「結婚したときは王子様と思ったけど、王子様じゃなかった」と言いました。
「愛は結婚の夜明けであり、結婚は愛の日没である」と言った人もいます。
「百年の恋も一時に冷める」という言葉もありますが、実態を知って一気に冷めることもあります。
芥川龍之介は、「字が下手だったのを見て好きだった女が急に嫌いになった」と告白しました。
もちろん、無常なのは男女の愛だけではありません。
理学博士の川田薫は、生命エネルギーの重さを測るためにラットを殺した時の心境を次のように語っています。
「本来はそれを自分の体でやろうとしたんですね。でも自分でやってしまっては、死んでしまいます(笑)。それでは、実験ができないということで、ラットでやることにしたのです。
ラットでやろうと思うと、その瞬間すごいメッセージが出てくるのですね。それは生まれて初めてのことでしたが、『お前とラットで何が違う』、と。今までそういう概念はまったくなかったのです。(中略)
そこで友人に相談すると、『筑波にたくさん研究所があるんだから、ラットを殺して実験している研究者はたくさんいる。そこへ行って借りればいいだろう』と言われました。
『そうか、借りればいいのか。よし、そうしよう!』と思った、またその瞬間です。
『自分で手を下さないなら、それでいいのか?』と、また何者かに言われた・・・・。そのような感覚が、たしかにあったのです。これは大変なショックでした。そうです。たとえ他人が手を加えたのだとしても、ラットの命を奪うことに変わりはないのです。もうこの実験はできないなと思いました。
しかし一方、それでも私には、この実験をどうしてもやりたい、やらなければならない、という思いが強くありました。そこで私はこの『見えない存在』に向かってこう訴えました。
『ごめんなさい。人間は、私川田薫は非常に傲慢です。そんな私ですが、もしラットのエネルギーの重さを量れたら、人間に対して大切なメッセージを伝えることができるのです。ラットの尊い命は犠牲になってしまうけれど、我々人間の意識をこれで変えることができる。だから、どうぞやらせてください。本当にごめんなさい』」

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