やる気をだすには、真剣な生徒を見つけるといい

真剣に聞く人というのは説く方も真剣にさせます。
「最高の授業には、最高の教師と最高の生徒が必要だ」と言った人がいますが、説く側と聞く側の両方が真剣になって初めて火花が散るのです。
巣鴨拘置所の教誨師としてA級、B級、C級戦犯の多くを世話した花山信勝は、次のように死刑が迫った老将軍たちの真剣さに自分も引きずられたと語っています。
「1時間の勤行と法話の間身動き1つせず、謹厳そのものの姿で、真剣に聞いて下さったことを、いまもなお忘れることができない。顔からは、汗がダラダラと流れ落ちるのが、よく見えた。しかし扇子もつかわず、ハンカチでぬぐおうともしなかった。人生一大事の『死』の前には、そんなことは、問題でなくなっていたのである。私も、自然、その真剣さに引きずられて、ポタリポタリと顔から汗を流しながら、ぬぐうこともせず、法話をつづけたのである」

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