【貪欲】欲そのものは善でも悪でもないが、悪に染まりやすい。五欲とは?1番強い欲とは?
貪欲とは 「とんよく」と読みます。書いて字の如く、欲を貪るように求める心で、一般的に欲や欲望といわれるものです。 三毒 煩悩の中で特に強いものが3つあり三毒といいますが、貪欲は三毒の1つです。 五欲 代表的な欲として5つ説かれており五欲といいます。以下、欲求の強い順です。 食欲:食べたり飲んだりすることに対する欲求財欲:金や財産に対する欲求色欲:性に対する欲求名誉欲:名誉や権力に対する欲求睡眠欲: […]
貪欲とは 「とんよく」と読みます。書いて字の如く、欲を貪るように求める心で、一般的に欲や欲望といわれるものです。 三毒 煩悩の中で特に強いものが3つあり三毒といいますが、貪欲は三毒の1つです。 五欲 代表的な欲として5つ説かれており五欲といいます。以下、欲求の強い順です。 食欲:食べたり飲んだりすることに対する欲求財欲:金や財産に対する欲求色欲:性に対する欲求名誉欲:名誉や権力に対する欲求睡眠欲: […]
謗法罪とは 謗法罪は、仏法を謗る罪です。謗法罪は相対悪である十悪や五逆罪と違い、絶対悪であり、人間が造る最悪の罪です。・親殺しより重い罪殺人より重い罪が五逆罪ですが、謗法罪は五逆罪より重い罪です。大恩ある親を殺す罪は非常に重いものですが、親を殺してもせいぜい2人です。仏法は、死の解決という人間が助かるたった一本の道を説いています。その道を壊すような行為は、全人類を無間地獄に叩き堕とすことになるため […]
五逆罪とは 五逆罪という罪悪があり、次の5つの大罪をいいます。1.父殺し2.母殺し3.羅漢殺し4.和合僧を破る5.仏身より血を出だす 3番目の「羅漢殺し」ですが、羅漢というのは小乗の最高の悟りを開いた者を指します。現代ではそのような人はいませんが、羅漢を善知識とすれば現代人も他人事ではありません。4番目の「和合僧を破る」というのは、僧の和を乱すことをいいますが、僧とは真実の仏法を広める団体のことで […]
かくの如く、われ聞けり。(このように私は聞いた) あるとき、仏、王舍城の耆闍崛山の中に、菩薩・声聞の衆とともにましましき。比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷・一切諸天の人民、および龍神・鬼神等、法を聞き奉らんとて来たり集まり、一心に宝座を囲繞して瞬きもせず、尊顔を仰ぎ見奉りき。(ある時、仏は王舍城の近く、耆闍崛山の山中で、菩薩や声聞といった優れた求道者らとともにいた。在家・出家の男女の求道者や、仏教を外 […]
「恩」という字は「因を知る心」と書きます。仏教は知恩・感恩・報恩の教えであり、「恩知らずは畜生にも劣る」と説かれます。イソップ物語で有名なイソップは、「感謝は高潔な魂の証である」と言いました。ちなみに、感謝することが心身に良い影響を及ぼすことを調べた研究もたくさんあります。 親の恩 ここでは親の恩について説明します。世間でも、様々なたとえを使って親の恩の大きさを教えています。海外のある企業で、次の […]
「悪に強ければ善にも強し」という諺があります。悪を徹底している人は、善に向いた時にも徹底するようになるという意味です。逆に言えば、悪に中途半端な人は、善にも中途半端という意味でもあります。その人の行為が善か悪かという視点も大切ですが、徹底しているか中途半端かという視点も大切です。たとえれば、振り子のようなものです。左に大きく振れれば右にも大きく振れ、左に小さく振れれば右にも小さく振れます。 ・善悪 […]
ベンジャミン・フランクリンは、雷が電気現象であることの証明や避雷針の発明で知られる人ですが、彼は若い頃、小さな書店を営んでいました。その時のエピソードに次のようなものがあります。ある日のこと、店にやってきた客の1人が本を値切ろうとしました。「この1ドルの本だが、もっと安くならないかね」「では、1ドル15セントにしましょう」「なんだって?私は安くできないかと言っているのだよ」「それでは、1ドル50セ […]
相対善悪とは たとえば、10cmの鉛筆があるとします。この鉛筆は20cmの鉛筆よりは短いですが、5cmの鉛筆よりは長くなります。10cmの鉛筆そのものは、長いとも短いとも言い切れません。このように、比較するものによって変化することを相対的といいますが、善悪も相対的であり相対善悪といいます。つまり、絶対的な善や悪は存在しないということです。たとえば次のような言葉は、善悪が相対的であることを教えていま […]
世間と仏教とで善悪観がどのように違うか簡単に見てみましょう。 世間の善悪観 世間一般の善悪の基準として代表的なものが、「法律」や「道徳・倫理」です。道徳・倫理は、「慣習」「文化」「マナー」「伝統」といったものを含む広い概念です。・欠点これらの基準は人(大衆)が作ったものですので、中途半端で不完全なものです。心の行為は対象になっていませんし、身体や口の行為も1部しか対象にしていません。ですので、たと […]
経典は膨大な量ですが、死者のために説いた経は一つもありません。 死体は抜け殻 中身が抜けた死体は単なる物質です。「お釈迦様が死なれたら骨はどうしたらいいでしょうか」と尋ねた弟子に対して釈迦は、「骨なんかどうでもいいのだ」と言っています。また、「庄松さんが死んだら墓を建ててあげましょう」と言われて庄松は、「オラは石の下におらぬぞ」と言っています。 追善供養で死者は救えない 追善供養とは死者に行う供養 […]