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肉体を切っても煩悩は消せない。釈迦にも煩悩があった。煩悩を消さずに救われる煩悩即菩提の境地とは

煩悩とは 煩悩とは、書いて字の如く人間を煩わせ悩ませる心です。煩悩は、一般的には108あるといわれますが、これは満数といって無限を意味します。ちなみに、除夜の鐘を108回叩くのは、この煩悩の数からきています。「今年は煩わされた一年だったが、来年は煩わされないように」という願いを込めて叩くわけです。もちろん、叩いたぐらいで何ともなるものではありません。 三毒 煩悩の中で特に強いものが3つあり、三毒の […]

【人生は苦なり】誰でも1度は死にたいと思ったことがある。なぜ人生は苦しみで溢れているのか?四苦八苦の本当の意味とは?

人生は苦なり 「人生は苦しみ悩みの花咲く木」といわれるように、人生は苦しみで溢れています。以下の記事で説明したように、一切は無常であるために、エントロピー増大の法則があるために、生きることは苦しみであり努力が必要なようにできています。 幸福は無常 「エントロピー増大によって放置していると無秩序になっていく私たち個体も、努力して積極的なエネルギー消費を伴いながら食い扶持を確保して、生命を維持していく […]

成功者に学ぶ人生の無常<4>マドンナ

〇サクセスストーリーマドンナは、1958年、アメリカのミシガン州で8人兄妹の3番目として生まれます。・母の死が起爆剤マドンナが5歳の時、実母が乳癌で亡くなっており、母の死がその後の活動の原動力になったといいます。「母が亡くなったあと淋しさでぽっかり穴があいたようで、なにかを切望せずにはいられなかった。あの空虚感がなかったらあんなにがむしゃらにならなかったでしょうね」小さい頃の一番の遊び友達であるモ […]

成功者に学ぶ人生の無常<3>ビートたけし

〇サクセスストーリービートたけしは、1947年、東京都足立区で五人兄弟の末っ子として生まれます。やがて、明治大学工学部に入学することになりますが、勉強意欲があまりなく、結局除籍となっています。この頃にクラブのボーイやタクシー運転手など様々なアルバイトをしており、この間に芸人に興味を持つようになります。そして、「背広一つでできる」という理由から漫才を組み、後にツービートとして活動します。・急激な成功 […]

成功者に学ぶ人生の無常<2>奥大介(サッカー選手)

〇サクセスストーリー奥大介は、1976年、兵庫県尼崎市に生まれました。小学3年生からサッカーを始め、全国高等学校サッカー選手権大会に2度出場、大会優秀選手にも選出されています。1994年に、Jリーグに参入して間もないジュビロ磐田に入団、日本代表にも選出されます。2002年に横浜F・マリノスへ移籍、キャプテンを務め、2003年、2004年とJリーグ連覇を経験しています。・私生活2002年には、女優の […]

成功者に学ぶ人生の無常<1>杉山登志(CMディレクター)

「リッチでないのに リッチな世界などわかりません ハッピーでないのに ハッピーな世界などえがけません 夢がないのに 夢をうることなどは・・・・とても 嘘をついてもばれるものです」 売れっ子のCMディレクターだった杉山登志は、このような遺書を残し自殺しました。この時代のCMの社会的地位は、今とは比較にならないぐらい低いものでした。評論家の田原総一朗は次のように語っています。「視聴者にも、CMは番組を […]

求道の道程をたとえた二河白道の譬喩とは?

観無量寿経疏には、求道の道程をたとえた二河白道の譬喩が説かれています。 果てしない広野に一人の旅人がいました。この旅人が西に向かってはるか遠い道を行こうとすると、たちまち2つの河が見えてきました。南は火の河、北は水の河となっており、どちらも底なしに深く果てしなく続いています。そして2つの河の間には、広さがほんの4,5寸ほどの白道があるのが見えました。しかし火炎と波浪が絶え間なくやってきて、白道はほ […]

人間は、自分に都合がいい人を「いい人」だと思い、自分に都合が悪い人を「悪い人」だと思う

人間は利己的な動物であり、自分が1番大切です。 人間の愛は偽物。人間の本性は我利我利亡者 人間は他人を評価する際、「自分の都合」を入れてしまいます。つまり、自分に都合がいい人を「いい人」だと思い、自分に都合が悪い人を「悪い人」だと思ってしまうのです。アインシュタインは次のように言いました。「私が役に立つかぎり、人々は私におもねります。でも、自分たちが賛成しない目標のために力を尽くそうとすると、自分 […]

六大煩悩の1つ「慢」とは何か?「私ほど悪い人はいません」という自慢(卑下慢)、不良自慢する心(邪慢)etc.人間は慢の塊

仏教では、人間には「慢」という煩悩があると説かれます。煩悩の中でも特に強いものが6つあり、六大煩悩といいますが、慢はその中の1つです。 慢は主に次の7種に分かれます。 慢人を見下し、自惚れる心 過慢自分と同等の人に対しては自分のほうが優れていると思い、自分より優れている人に対しては自分と同等とする心例:自分とスキルが同じぐらいの人を見て、「スキルだけでなく、ルックスもいいから総合的に自分のほうが上 […]

人間はこんなにバイアスがかかっている。世界をありのままに観察するのは難しい。「諦める」の語源とは?

「諦める」の語源 真理のことを諦といい、真理を明らかに観察することを諦観、真理を明らかに聞くことを諦聴といいますが、様々な力が働き、諦観・諦聴することが難しくなっています。煩悩といった内からの力だけでなく、歪んだ情報や社会的な圧力といった外からの力もあります。ちなみに、現代で使われる「諦める」の語源はここから来ています。 主観が入る(一水四見) 人間は業でできています。業について詳しくはこちらを参 […]