正信偈(原文・書き下し・現代語訳)
正信偈とは 正信偈は、正信念仏偈の略で、教行信証に書かれています。「偈」とはサンスクリット語でカーダといい、仏教的な詩のことです。正信偈は韻文で節がついていますが、勤行は毎日するものなので続けやすくするためです。 正信偈の原文と書き下し 以下、正信偈の全文です(右は書き下し)。 帰命無量寿如来 無量寿如来に帰命し南無不可思議光 不可思議光に南無したてまつる。法蔵菩薩因位時 法蔵菩薩因位 […]
正信偈とは 正信偈は、正信念仏偈の略で、教行信証に書かれています。「偈」とはサンスクリット語でカーダといい、仏教的な詩のことです。正信偈は韻文で節がついていますが、勤行は毎日するものなので続けやすくするためです。 正信偈の原文と書き下し 以下、正信偈の全文です(右は書き下し)。 帰命無量寿如来 無量寿如来に帰命し南無不可思議光 不可思議光に南無したてまつる。法蔵菩薩因位時 法蔵菩薩因位 […]
布教していくと人が集まり教団となります。 教団の目的 求道の目的は死の解決ただ1つですので、教団の目的は、死の解決をする人間を生み出すことでなければなりません。・教団の繁盛とは基本的に、正しいか否かに関係なくマーケティングの量を増やせば人は集まります。狂った宗教団体に人が集まる一因はそのためです。しかし、0点が何人集まっても0点にしかなりません。先に説明した通り、教団の優劣は、死の解決をした人がい […]
約束の重さについて教えた話も数多くあります。歴史家のナピールが歩いていると、見るからに貧しそうな少女が、陶器の欠片を持って泣いていました。声をかけてわけを聞くと、牛乳を買いに行こうとしたところ、家主から借りたビンを落として割ったのだといいます。さらに事情を聞いてみると、少女は早くに母を亡くし、大病をわずらっている老父の世話を1人でしているといい、強欲な家主に叱られると思い途方に暮れていたのだといい […]
方便とは 方便とは、サンスクリット語のウパーヤーの中国語訳で、日本語では「真実に近づける」という意味です。人間は迷い深いので、いきなり真実を説いたところで、すんなりと理解できる人はまずいません。真実に近づけるために、その人の機(能力や性質)に合わせて様々な方便が使われるのです。「仏教」の範囲は非常に広いですが、膨大な経典からも、方便を使わないと真実がなかなかわからない人間の迷い深さを伺うことができ […]
真実を広めることは最高の利他行 真実の幸福である死の解決に人を近づけるわけですから、最高の利他行となります。 どんな自利があるのか 布教の本当の目的は、人のためではなく自分のためです。たとえば、次のような自利があります。・自己がわかる真実を広めることで宿善が積まれ、自己がわかり求道が進みます。これが最大の自利になります。 ・真剣になるたとえば、自分のためだと真剣になれないけれど、人のためなら真剣に […]
様々なコミュニケーションの方法がありますが、特に「会話」が重要です。歴史を振り返っても、書き言葉のない文明は存在したが、話し言葉のない文明は存在しなかったといわれています。 人と話すと心が軽くなる 精神衛生上も会話が重要であることは周知の通りです。思ったことをポンポンと吐き出す人は、心が軽くなります。吐き出さずに我慢したりすると、意識するとしないとにかかわらず、腹に溜まっていきます。そして、精神を […]
一水四見とは 仏教には、一水四見(いっすいしけん)という言葉があります。「まったく同じものであっても、見る人によって異なる見方をする」という意味です。まったく同じ水であっても、天人は宝石、人間は水、餓鬼は苦しみの火、魚は自分の家と、それぞれの境涯によって4通りに異なって見るようなものです。 業が違うから世界が違う 人間は1人1人業が違います。業が違うということは、見ている世界が1人1人違うというこ […]
不即不離という言葉があります(元は仏語)。「二つのものが近すぎず離れすぎず、ほどよい関係にあること」を意味しますが、このような距離感が人間関係には大切です。殺人事件の約半分は身内トラブルだといいますが、悪人同士が近づけば衝突が起きやすくなります。ファイナンシャルプランナーの太田差惠子は次のように言います。「二世帯住宅では、口も利かないという親子は意外に多いものです。距離が近すぎるがゆえに、ヒビが入 […]
人の心を知る方法として、外側から観察する方法があります。科学でも、声や表情から人の精神状態を分析できます。 自分の心を知ると人の心もわかる また、外側を観察するだけでなく、内側を観察する、つまり自分の心を観察することでも人の心はわかるようになります。男は男心がわかり、女は女心がわかるようなものです。また、泥棒は泥棒の気持ちがわかり、痴漢は痴漢の気持ちがわかり、ハッカーはハッカーの気持ちがわかるよう […]
「自分は信念を貫ける」と思っているかもしれませんが、果たしてどうでしょうか。 「君たちはどう生きるか」 に学ぶ たとえば、子供から大人まで、日々「いじめ」のニュースが流れてきます。そういったニュースを見ると「何て酷い奴だ」と腹が立つことでしょう。しかし、自分が当事者となった場合、いじめを止めることができる人は、どのくらいいるでしょうか。たとえば、学校での生活を思い出してください。いじめを止めれば、 […]