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【愛別離苦】死別はこんなに苦しい。大切な人を失うと必ず後悔する。失ったことが信じられない。

愛別離苦とは、四苦八苦の1つであり、愛する人と別れる苦しみです。「会うは別れの始め」といわれますが、会者定離であって、出会ったからには離れる定めにあります。一瞬で大切な人を失うことがあり得るのがこの世界です。意識するとしないとにかかわらず、別れの時は刻一刻と確実に近づいています。そして、いざやってくれば、その大きな衝撃に塗炭の苦しみを味わうことになります。嫌いな人と別れるなら嬉しいでしょうが、生き […]

【病苦】重い病にかかるとどれほど苦しいのか

四苦の中の1つ病苦は、病気になる苦しみです。「人は病の器」といわれるように、次から次へと病が生じ、大半の人は病気で死にます。病気は四百四病あるといわれ、これは無数にあるということですが、どれほど医学が進歩しても、結局は病気に負ける運命にあります。人間の命はあっという間ですが、いわゆる健康寿命はもっと短いです。重い病にかかれば天を仰ぐようにして激しく苦しみますが、死にたくないために激痛に耐えてでも治 […]

【老苦】身体の衰え、老いの孤独、介護疲れetc.

「様々な身体検査を行った後、診察室でこう告げられます。あなたは今後間違いなく、健康に色々と悪影響が出る医学的状態にあります。症状は情け容赦なく悪化して行き、いずれは視覚も聴覚もやられ、しっかりとものを考えることもできなくなります。味覚が鈍くなるのに加えて消化器系にも障害が出るので、いずれは食べる楽しみも奪われ、消化の良いものくらいしか食べられなくなります。気力・体力が衰えるため、将来的には好きな活 […]

肉体を切っても煩悩は消せない。釈迦にも煩悩があった。煩悩を消さずに救われる煩悩即菩提の境地とは

煩悩とは 煩悩とは、書いて字の如く人間を煩わせ悩ませる心です。煩悩は、一般的には108あるといわれますが、これは満数といって無限を意味します。ちなみに、除夜の鐘を108回叩くのは、この煩悩の数からきています。「今年は煩わされた一年だったが、来年は煩わされないように」という願いを込めて叩くわけです。もちろん、叩いたぐらいで何ともなるものではありません。 三毒 煩悩の中で特に強いものが3つあり、三毒の […]

【人生は苦なり】誰でも1度は死にたいと思ったことがある。なぜ人生は苦しみで溢れているのか?四苦八苦の本当の意味とは?

人生は苦なり 「人生は苦しみ悩みの花咲く木」といわれるように、人生は苦しみで溢れています。以下の記事で説明したように、一切は無常であるために、エントロピー増大の法則があるために、生きることは苦しみであり努力が必要なようにできています。 幸福は無常 「エントロピー増大によって放置していると無秩序になっていく私たち個体も、努力して積極的なエネルギー消費を伴いながら食い扶持を確保して、生命を維持していく […]

成功者に学ぶ人生の無常<4>マドンナ

〇サクセスストーリーマドンナは、1958年、アメリカのミシガン州で8人兄妹の3番目として生まれます。・母の死が起爆剤マドンナが5歳の時、実母が乳癌で亡くなっており、母の死がその後の活動の原動力になったといいます。「母が亡くなったあと淋しさでぽっかり穴があいたようで、なにかを切望せずにはいられなかった。あの空虚感がなかったらあんなにがむしゃらにならなかったでしょうね」小さい頃の一番の遊び友達であるモ […]

成功者に学ぶ人生の無常<3>ビートたけし

〇サクセスストーリービートたけしは、1947年、東京都足立区で五人兄弟の末っ子として生まれます。やがて、明治大学工学部に入学することになりますが、勉強意欲があまりなく、結局除籍となっています。この頃にクラブのボーイやタクシー運転手など様々なアルバイトをしており、この間に芸人に興味を持つようになります。そして、「背広一つでできる」という理由から漫才を組み、後にツービートとして活動します。・急激な成功 […]

成功者に学ぶ人生の無常<2>奥大介(サッカー選手)

〇サクセスストーリー奥大介は、1976年、兵庫県尼崎市に生まれました。小学3年生からサッカーを始め、全国高等学校サッカー選手権大会に2度出場、大会優秀選手にも選出されています。1994年に、Jリーグに参入して間もないジュビロ磐田に入団、日本代表にも選出されます。2002年に横浜F・マリノスへ移籍、キャプテンを務め、2003年、2004年とJリーグ連覇を経験しています。・私生活2002年には、女優の […]

成功者に学ぶ人生の無常<1>杉山登志(CMディレクター)

「リッチでないのに リッチな世界などわかりません ハッピーでないのに ハッピーな世界などえがけません 夢がないのに 夢をうることなどは・・・・とても 嘘をついてもばれるものです」 売れっ子のCMディレクターだった杉山登志は、このような遺書を残し自殺しました。この時代のCMの社会的地位は、今とは比較にならないぐらい低いものでした。評論家の田原総一朗は次のように語っています。「視聴者にも、CMは番組を […]

求道の道程をたとえた二河白道の譬喩とは?

観無量寿経疏には、求道の道程をたとえた二河白道の譬喩が説かれています。 果てしない広野に一人の旅人がいました。この旅人が西に向かってはるか遠い道を行こうとすると、たちまち2つの河が見えてきました。南は火の河、北は水の河となっており、どちらも底なしに深く果てしなく続いています。そして2つの河の間には、広さがほんの4,5寸ほどの白道があるのが見えました。しかし火炎と波浪が絶え間なくやってきて、白道はほ […]